ぶたな (豚菜)
学名 |
Hypochoeris radicata |
日本名 |
ブタナ |
科名(日本名) |
キク科 |
日本語別名 |
タンポポモドキ |
漢名 |
歐洲猫耳菊(オウシュウビョウジキク,ōuzhōu māoěrjú) |
科名(漢名) |
菊(キク,jú)科 |
漢語別名 |
假蒲公英猫兒菊(カホコウエイ ビョウジキク, jiăpúgōngyīng māoérjú) |
英名 |
Catsear |
2023/04/19 町田市野津田 |
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2024/05/02 神代植物公園 |
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辨 |
ブタナ属(エゾコウゾリナ属) Hypochaeris(猫耳菊 māoĕrjú 屬)には、約50-60種がある。
シロバナブタナ H. albiflora(H.microcephala var.albiflora;
白花猫耳菊・白花猫兒菊)
チリブタナ H. chillensis(智利猫耳菊・智利猫兒菊)
オウゴンソウ H. ciliata(H.grandiflora, Achyrophorus ciliata;猫耳菊・猫兒菊・
黃金菊・高粱菊・大黃菊)
朝鮮・極東ロシア・遼寧・吉林・黑龍江・華北・モンゴリア産
日本では江戸時代から観賞用に栽培。『中国雑草原色図鑑』257
エゾコウゾリナ H. crepidioides 北海道(日高アポイ岳)産
ヒメブタナ(ケナシブタナ・ボウズネコノミミ) H. glabra(光猫耳菊・光猫兒菊)
歐洲原産、日本には稀に帰化
H. grandiflora(黃金菊) 華北・遼寧・吉林・黑龍江に分布。『中国本草図録』Ⅵ/2894
ブタナ(タンポポモドキ) H. radicata(歐洲猫耳菊・假蒲公英猫兒菊)
歐洲原産、日本に帰化
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キク科 Asteraceae(菊 jú 科)の植物については、キク科を見よ。 |
訓 |
和名ブタナは、フランス語名(ブタのサラダ)から、という。
漢名のうち蒲公英(ホコウエイ,púgōngyīng)はタンポポ。 |
説 |
歐洲・カフカス・北アフリカに分布。
日本では、1933年札幌に帰化したものがタンポポモドキの名で、1934年兵庫県六甲山に帰化したものがブタナの名で、紹介された。今日では 全国に分布、とくに北日本に多い。 |
誌 |
中国では、同属のオウゴンソウの根を、薬用にする。 |
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